昨今、ドラマや映画の中にサラッとLGBT設定の役の方がいたり、「 LGBT」という言葉がメディアなどでも多く取り上げられる事で認知が上がったLGBTの存在。
令和に入った今、LGBTの割合はどれぐらいなのか?最新の調査情報をご紹介します。
目次
LGBTの割合は?
こちらは株式会社LGBT総合研究所が2019年4〜5月にかけて行った大規模な実態調査の結果です。
2015年に電通ダイバーシティ・ラボが全国約7万人を対象にした調査結果ではLGBT層に該当する人の割合は7.6%
さらに2018年の結果が8.9%でした
そして今回、性的少数者に該当すると答えた方が全体の10%。つまり10人に1人の割合だったのです。
このように年々増加の傾向にあります
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山口
ホーリー
LGBTという言葉の認知度が9割超え
劇的に増えたと言っても過言ではない上がり方をしているのが、「LGBTという言葉の認知率」
2016年の54.4%から3年間で91.0%と大きく伸びています。これはLGBTを題材としたドラマのヒットなどによりメディアに取り上げられる機会も多くなった事が要因にあったかと思います。
しかし、その一方で理解率は増えたといえ、57.1%にとどまっています。認知率にいかに理解率を近づけるかがこれからの課題となります。
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ホーリー
LGBTの人は身の回りにいない?
LGBTの割合が10人に1人、認知度も90%以上という数字が出る中でも、その存在を実感として得られていない方の数字が圧倒的に高いです。
10人に1人いるはずが、83.9%の方が「身の回りにはいない」と回答しているのです。
この裏にあるのが当事者のカミングアウト率が低いという事が考えられます
カミングアウトの割合
カミングアウトを誰にもしていないという割合が78.8%。友人にさえ14.5%と低い結果となっています。
カミングアウトする事が良しとは言えませんが、支障がなければカミングアウトしたいという方は25.7%おられます。
カミングアウトしたいと思う方が支障なく出来る環境作りも重要です。
一方で支障がなくてもカミングアウトは必要ないと思う方が、それよりも多い40.1%となっています。どちらを選んでも住み良い世の中になる事が願われます。
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山口
LGBTの人とどう接すればいいの?
そして実際にLGBTの方とどう接すればいいか分からないという方は多くおられます。
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まとめ
より正確な理解度を高めるためにも、学校での教育や企業での研修を行う事で、今より多様性が認められ、皆が生きやすい学校・社会作りが進むといですよね。
山口