目次
はじめに
レズビアンの皆さんの中にもいつかは好きな人と結婚式をしたい!ウェディングドレスを着たい!と思っている方もいるのではないでしょうか。
私とパートナーのリンさんは2020年1月に真冬の寒い中、親族と仲の良い友人に囲まれ、都内で結婚式を挙げました。
・なんで結婚式したの?
・女性同士で結婚式できるの?
・パートナーシップ制度って使ったの?
いろいろな疑問がありますよね。まずは、私たちのことを少し。
グッチ(33歳)&リンさん(28歳)
2016年12月 ビアン向け出会いアプリで出会い、チャットでのやりとりを始める。
2017年2月 オフ会で初対面。2人でデートを重ねる。
2017年8月 付き合い始める。
2018年12月 同棲開始
2020年1月 HAPPY WEDDING
なんで結婚式したの?
ぐっち
20代から30代にかけて結婚式に呼ばれることが多くて、多分2ケタは行ってる。いつかは結婚式したいなと心のどっかで思っていました。
リンさん
周りへの感謝を伝えたかったというのもありますが、「これから2人で家族としてやっていきます」という決意表明のような気持ちで結婚式をしようと2人で決めました!
女性同士で結婚式ってできるの?
できちゃうんです。私たちはもちろんゼロからのスタート。
周りに同棲同士で結婚式を挙げた人もいない。でもいろいろ調べたり、聞いたりしてちゃんと結婚式できました。
パートナーシップ制度って使ったの?
私たちは同性パートナーシップ制度は利用していません。
住んでいる場所に制度がないというのもありますが、今後住む場所によって自分たちの関係が認められたりそうじゃなかったりするのも、なんか違う。なので今はまだ制度は使っていません。
意外とハードルが高い?結婚式場の探し方
結婚式をするのに1番最初にすること。それが式場探しです。
ハードルが高そうと思いがちですが、ウェディングサイトやSNSなど誰にもバレずに情報収集はできます。
私も結婚式場を紹介しているサイトや雑誌などを見て探しました。あとはインスタグラムなどにも実際に結婚式をしたカップルの写真などもイメージしやすいのでおすすめです。
この時に意識して探すと良いポイントは3つ。
【ポイント①】雰囲気が好きかどうか
結婚式場にも様々な雰囲気があります。
The結婚式という感じのホテルやチャペルもあれば、ナチュラルな雰囲気のガーデンウェディング、カジュアルな雰囲気のレストランウェディングなどいろいろ。
まずは2人でどんな雰囲気が好きか、どういうところで式をあげたいのか、気になるの式場を探してみましょう。
【ポイント②】式場までのアクセスの良さ
なんとなく呼びたい人を2人であげていき、自分たちにもゲストに負担にならないところ選びましょう。
結婚式までには打ち合わせで何度も足を運ぶことになります。アクセスの良さも重要です。
また、遠方から来る人がいるんだとしたらどこなら来やすいのか、ゲストの負担にならないところもイメージして場所を絞っていきましょう。
【ポイント③】式場の規模
誰を呼ぶかにも関わってくるのですが、どれくらいの大きさの式場かも重要。あまりゲストが多くないのに大きい式場でやるのも少し寂しい感じ。
逆に大人数なのにぎゅうぎゅうになってしまうのもちょっと。
その式場がどれくらいの人数に対応できるのかも選ぶポイントの一つになります。
サイトを見ていくと【LGBTフレンドリー】と書いてあるところもあります。が、LGBTフレンドリーと書いてあるからといって必ずしも良い対応をしてくれるというわけではありません。
残念ながら同性同士の結婚式を受け入れていなかったり、対応がわからないというところもあるようです。
場所を絞ったら見学に行ってみよう!
いよいよ見学です。
え、もう?と思うかもしれませんが、百聞は一見にしかず。実際に行ってみると実感も湧いてきます。
スタッフの方の雰囲気
周辺の雰囲気
駅からのアクセス
でも、実際に行くとなるとちょっとハードルが上がってしまうという方もいるかもしれないですね。
上にも書きましたが、LGBTフレンドリーという言葉だけでなく、実際に式場の方達とやりとりをしてみて自分たちと合うかどうか見極めていくのがいいと思います。
メールや電話で問い合わせ
多少自分たちの事情を話すことはあるかもしれませんが、同性同士でも大丈夫かどうか、思い切って聞いてみましょう。
ぐっち
私は実際に見学前に電話をして聞いてみたりもしましたが、直接話すのは難しいということであれば、問い合わせページからメールを送るのも良いと思います。
その時点で対応が難しいですと言われることがあるかもしれませんが、式場は山ほどあります。断られるとショックを受けますが、もっといいところがある!と前向きにいきましょう!
同性同士でも大丈夫ということであれば、フェアに申し込み
結婚式場はほぼ毎週と言っていいほどウェディングフェアをやっています。私たちは見てみたい場所、行ってみたいフェアに申し込んでみました。
周りの目が気になるなどの心配事は、担当者に事情を話をして見るのもいいかもしれないですね。時間や場所の工夫をしてくれるかもしれません。
ぐっち
実際に私たちは個別対応はお願いしなかったのですが、結婚式をする際にはいろいろな要望を伝えることも出てきます。
式場の方とは長いお付き合いになります。そういった話をした時に対応してもらえるかどうか見る意味も含めて、丁寧に伝えていきましょう。
フェアに来たけど、絶対に決めないといけないの?
フェアはなんだか緊張するかもしれませんが、まだ実際にやるかどうかは決めてないけれど、見てみたいと思ったとか、実際にできるのか情報を集めているなど、素直な気持ちを伝えてみましょう。
そして、焦って決めずに一回持ち帰りましょう。
フェアに行くと見積もりを出してもらえますが、よくあるのが【フェア当日に申し込んだ場合の当日割引】
式場もその日に契約をしたいと思うのです。結構な額を引いてもらえるのですが、やはりいろいろ見比べてみるのがいいと思います。雰囲気、料金、対応、ご飯の味なども踏まえて比べてみましょう。
ちなみに私たちは4ヶ所ほど見学に行きました。フェアも1時間半から長ければ2、3時間かかる場合もあります。時間も体力も使うので、数はある程度絞っていくのが良いかと思います。実際に結婚式をした友人等にリサーチするのもいいかもしれないですね。
まとめ
人生で一回の大切な時間。式までの時間が切羽詰まっていないかぎりは慌てずに情報を集めて、じっくり検討しましょう。
式までは半年あればじっくり準備ができます。3ヶ月前だとちょっとバタつくかもしれません。
パートナーとよく話し合って良い式を作り上げていくのが大切だと思います。